不安の渦が大きくなって、どんどん飲み込まれそうになる…。 「それに……。」 不意に先輩の声がして、顔をあげる……。 そしたら先輩の嬉しそうな顔。 アタシが苦しんでいるのを、まるで楽しんでいるみたいに…。 「それにナオ言ってたわよ?」 「え……。」 まだ何かあるの…? もう止めてよ…。 聞きたくないよ…。