「ナオと別れろ。」 「は…?」 意味がわかんない。 好きで付き合ってるのに、どうして先輩にそんな事決められなくちゃいけないの…? 「言ってる事が分かりません。」 「だから別れろって言ってんだろ…!!」 バンッ……! 大きな音がして、先輩が近くにあった、ごみ箱を蹴った。 アタシは、だだ静かに中身が散らばったごみ箱を眺めるだけ。