ホントは怖い。 今だって、気を抜けば足がガクガク震えちゃいそう。 だけど、ここで負けちゃダメなんだ。 きっと先輩達は、アタシとナオが別れるまで突っ掛かるんだし…。 顔も良い、人気ヤンキーの彼女何だから、これくらいで引いちゃダメなんだ…。 「アタシ、何か先輩達にしましたか…?」 「したよ。」 「何?」 アタシが問うと、先輩はアタシを睨み返しながら言った。