クラスの皆がアタシ達の様子に視線を移す中で、ナオは一つも動揺せずに、アタシを抱きしめた。 カラダ全体がナオの温度と匂いに包まれる。 何だかその匂いと温度に酔いしれて、また涙がでちゃいそう。 ナオだぁ…。 大好きなナオだよ…。 最近、サキの事とかで余裕がなくて、ナオに抱きしめられてなかった気がする…。