すると振り返ったサキは、アタシの姿に気がついて、ニコリと笑った。



「なにしてるの?」



髪を少し揺らして近づくサキ。



アタシと瓜二つの彼女。



だけど唯一違うところがあった。



髪の色…。



アタシが栗色の巻き髪に対して、サキは黒色の巻き髪だった。



まるでアタシが黒に染め直したような…、そんな感じ。