「え…?」



その壁に書かれていたコトバ。



マジックで書かれていたその文字は、少し消えかかっていた。



だけどアタシの心臓はドクンと一気に響いたんだ。



“大切な人はそばにいる”



その時アタシは思ったんだ。



やっぱり、いつも一緒にいるのはナオで…。



そばにいるのもナオで…。



そしてこのコトバの通り、アタシにとって大切な人は…


ナオなんだって…。