少し背伸びをしながら話すナオ。 風が強い屋上で、いつものように自分のブレザーをアタシに掛けてくれる…。 そんなナオのさりげない優しさを、今まで何度見て来ただろう…。 きっと数えきれないくらいの優しさをナオはアタシに与えてくれているんだね…? ナオ達が楽しそうに話す中で、アタシは一人屋上のフェンスにもたれ掛かっていた。