「ちょっと〜!!前ちゃんと向いてよ〜?」 「はいよ〜♪」 ナオの事が好き。 誰よりも好き。 どんな事があっても、この事実だけは変わらないから―――。 先生から何とか逃げ切ったアタシ達4人は屋上へと足を運んでいた。 キーンコーンカーンコーン〜♪ 学校の校舎全体に軽快なチャイムの音が鳴り響く…。 「あーあ。チャイム鳴っちゃったじゃん…。」 「午後の授業はサボりだぁ〜♪」