屋上で2人きり、寒い季節に… この場所でキスした事はきっと忘れない…。 だってアタシの記憶のメモリーカードに、ちゃんと保存されたから。 もちろん。ファイル名は“ナオ”だよ…? あの時アタシは幸せで…。 大丈夫だって思ってた。 何があってもこの時は大丈夫だって……。 信じてた。ナオの事を。 信じてるつもりでいた…。 でもきっと、心の奥底では… ナオを信じきれていない自分がいたのかもしれない。 あのとき…最後まで…。 信じてあげれなくて… ゴメンネ…? ゴメンね、ナオ……。