前の彼氏が女の子と話してても…こんな気持ちにならなかった。 だけどナオだから…。 ナオだからこそ……。 アタシはこんな気持ちになるのかも知れない―――。 「ねぇ…。喉かわいた。頼んでもいい?」 「いいよ?何がいい♪?じゃあ俺はこれにする。」 アタシがそういうと、男は本当のキャバクラのようにアタシに飲み物を頼んだ。 “シャンパン”と書かれた文字の飲み物を頼むと… オシャレなグラスにジンジャーエールが入ったのが出て来た。