ナオの腕の中が、ここちよくて
つい眠ってしまいそう。



「ナオ……。」


「ん…?」


「どこにも行かないでね?」


「行かねぇよ。秋穂と離れたらオレ死ぬし…。」



そう言って抱きしめる力を少し強くする。



そんな嬉しい言葉いわれたら、アタシ絶対にナオに依存しちゃうよ…。



ナオと離れたくない。



でも、もう今までの恋とは違うんだよね?…信じていいよね?



もう苦しい恋はしたくないよ。



だから、どこにも行かないで。
ずっとそばで抱きしめていて。