文化祭まで週二回。第二音楽室を使わせてもらえることになった。
元々軽音部が使っていた場所なので、数年ほど空きが出ていたから使えた。
もし来年あたり吹奏楽部が金賞でも取れば、この第二音楽室も明け渡してしまわないといけないだろう。
夏休みも週二回。吹奏楽部が午後連の時があるので、お弁当を持って朝からここ。お弁当を食べて午後から吹奏楽へ二年生は戻る子tになると思う。
「うわ、奏だけじゃん」
音楽室に入ると、体操服姿の奏が不機嫌そうに冷房の下に座っていた。
「二年は、修学旅行の説明会だってよ。夏休み中にパスポート取得とか揃えるものとかあるらしい」
「へえ……そうなんだ」
じゃあもう少し遅くなるかと私も時計を見上げながら奏の隣に座る。
「お前、修学旅行行ったけ?」
「愛って面倒くさいね」
「!?」
同時に話し出した内容があまりにかけ離れていたため、お互い顔を見合わせて目を見開いた。



