「お疲れ様です、姫。」 後ろから声をかけられて目を開ければそこは階段の踊り場。 夢だったのだろうかと思ってみたりしてみたが、どうやら夢じゃないらしい。 制服が汚れている。 「初めてにしては上出来ですね。この調子でどんどんやっていきましょう。」 峰岸が勝手なこと言っているけれど今の私にはまるで入ってこない。 昨日に引き続き不思議体験を経験した私。 昨日は偶然にせよ、今日のことは意図的に行ったことだ。