うちの執事は魔王さま


「全くあなたという人は...!!!」

あぁこれはまずい!非常にまずい。
この空間がまずいのも分かっているのだけど峰岸が怒っている状態も私にとっては非常にまずい!早く思い出せ!思い出すんだ、私!!!

...はっ!

「思い出した!!思い出しました!楽しい地獄の特訓です!」

「思い出したならはい、すぐ行動!」

「はい!!...ってどうしたらいいのよ!」

「ここの空間はミーシャ様を中心に出来ている空間。ならば彼女を元の世界に戻せばいい。」

「それってどこ!?」

「『魔界』ですよ。」

「そこに行ってもミーシャの魔力だかバカ力かは知らないけどそれがないんじゃ崩れちゃうじゃないの!?」

「大丈夫ですよ、『魔界』に帰れば魔力もすぐに回復してこの崩壊を自ら止めることができるでしょう。」

「わかった!んで、方法は!?」

「落ち着いて集中、そして彼女に触れるだけです。さあ!早く!」

「ちょ、急かすな!」

峰岸に言われるがままルナはミーシャの傍に座り瓦礫の落ちる轟音と闘いながら落ち着けさせる。

大丈夫、私ならできる。落ち着いて、ゆっくり......

目を瞑り集中する。

静かにミーシャの手に自分の手を添えた。