『死』その言葉がすぐさま身体中を駆け巡った。
何か他のことを言いたかったはずなのに。

背筋が凍るのを感じる。

「...し、死ぬの...?」

声が震える。

「えぇ。ちゃんとコントロールすれば問題はありません」

にっこりといつものように微笑んだ峰岸。

それがルナにとって、とてつもない圧力となっていく。

「そんな顔なされないでください。私が命に変えてでも姫を死なせませんよ。約束ですからね」

そうは言っても怖いものは怖いのだ。