外は少し暗くなってきていた。 「ね、ねぇちえみ。ほんとにするの?」 「もちろん!」 ずんずんと胸を張って歩けるこの子はすごい。 恐怖というものをしらないのだろうか。 学校にはいつも友達がいて賑やかなのが、今はとても静かでかえって何かが来そうで怖い。 ちょうど科学実験室の前を通った時、中で何かの音がした。