「どうかしたの?」




琴音が横から訊ねてきた。


「ほぇ!?う、ううん!!全然!ぜぇんぜん!なんにもないよ?うん!」


あからさまに怪しいなんて誰も言わないでくれ。


「で、で、ちえみっ!怪談聞きたいなぁ!!?」


話を逸らせるべくちえみにふる。



「おう!じゃあ、聞けー!」


威勢のいい掛け声と共に語り出されたこの学校の七不思議。















これが私の運命の歯車が回り出したときだったーーーーーー
















ーーーーー全ての運命は決められていたのだろうかーーーーー