「よくぞ、言った!!」


ここでチャイムが鳴った。


グッドタイミング!!


これでちえみの変な噂話を聞かなくてすむ!


「ちぇ...鳴っちゃったかぁ。よし、この続きは昼休みにな!逃げんなよ、ルナ☆」


語尾が気になる...!!!


時間というものはあっという間に過ぎてしまうもので。


「いやっほぉい!!!!昼だぁ!昼休みだぁあ!!ルナお待ちかねの〜怪談だぁい!!」


朝よりハイテンションなちえみについていけず若干どころかとてもひいている自分がいる。


彼女達は今、学校の屋上にて弁当を持参しながら話している。

弁当?勿論、ルナの執事、峰岸の手作りだ。


弁当の蓋を開けながらちえみの話に耳を傾ける、

が、




弁当の中身見てゾッとした。


ご飯の上にはふりかけで『姫 Love♡』


とこれまた器用に書かれており、その他、おかずはキャラ弁に匹敵する眩しいものだった。


即座に蓋を閉める。