***
それから数日が経って私たちの日常は元どおりになった。今日もまた騒がしい学校で、今は中庭で昼食中。
「っていうか俺、霧島のことまだ許してないからね!」
相変わらず派手な格好をしながら晶くんがふて腐れていた。
「昴兄さんも許してないよね?」
「まあ、今度なにかしたら身体の血を全部吸って鶏皮にしようと思ってるぐらいかな」
と、優しい顔で昴さんがとんでもないことを言うから昴さんもまた霧島くんのことを許してはないみたい。
あのあと霧島くんは晶くんと昴さんにかけた術を解いてくれた。
そこで素直に謝れば良かったものの……霧島くんは「睡眠時間がたっぷり取れて良かったな」なんて、また嫌味を言うから関係はまだこじれたままだ。
「それにしても俺たちが術をかけられてる間になにがあったの?」
晶くんと昴さんはそればかりを聞いてくる。



