た、たしかに匠さんからお土産でもらった魔除けは部屋に飾ってある。しかも偶然にも窓の近く。
不気味な魔除けの形だから躊躇したけど、『いつか役に立つかもしれないからちゃんと茉莉ちゃんの近くに飾っておいてね』と匠さんに言われていたから。
「そこは父さんに感謝だね」
昴さんがホッとした表情で笑った。
まさか本当に役立つ時がくるなんて……匠さんってやっぱり凄い……!
「それで生徒会長の正体が分かって俺たちはなにをすればいい?」
聖は相変わらず険しいまま。
昴さんは「うーん」と考えて、気づけばもうすぐ予鈴が鳴る時間。
「今はまだ様子を見よう。まだ大きな危害があったわけじゃないし向こうにもなにかしらの弱点があるはずだから、それを探っておくのもいいかもしれない」
昴さんはそう言って、とりあえず用具室での兄弟会議はとりあえず終わった。
……霧島くんの目的はなんだろ?
人間嫌いなら校則を厳しくしてみんなが困ってる顔を見て楽しんでる可能性はある。だけど男女の会話やスキンシップを明確に規制したのはなんとなく不自然だ。
それにいちいち三兄弟を話題に出して、突っかかろうとすることも疑問。
そんなことを考えながら私は聖と一緒に教室へと向かっていた。



