今日も一条三兄弟と××な日々。



三兄弟の中で昴さんが一番物事を冷静に見ることができるし、色々な変化にも敏感に気づく。

あとのふたりはなんのことだかまだ分かってないみたいだけど……。



「恐らく学校の周りにいるカラスや茉莉ちゃんのベランダにいたカラスは野生のカラスじゃない。誰かに飼われているか、誰かに指示されて動いているかのどっちかだと思う」

ゾクッと鳥肌。

そうじゃなきゃいいと思っていた自分の予想が言い当てられてしまったから余計に。


「指示?」

聖の眉がピクリと反応した。

一瞬で変わった空気。すると私の顔色を見て昴さんが見透かしたように言った。


「茉莉ちゃんは心当たりがありそうだね」

隠していたわけじゃない。単なる勘違いとか思い過ごしならいいなって思ってただけ。

でもやっぱり〝あの人〟は危険な気がする。大きなことが起こる前に伝えたほうがいいと思った。


「……生徒会長の霧島禄」

ぽつりと打ち明けた。すると私の言葉に付け加えるように昴さんがまた話し始める。


「恐らく彼は八咫烏の末裔だよ」