ということは… 「ここしかない…」 そう私は左上に目線を移す。 部屋の窓。 運悪く、私の部屋は2階だ。 だけど、テレビでよく見るようにカーテンで脱出できるんじゃなかろうか。 よし、この作戦で行こう。 「………うぅ…」 そうは決めたものの、身体は上手く言うことを聞いてくれない。 思っていたよりも結構、重症なようだ。