栗色の髪も、澄んだ瞳も、全部あたしと同じだ。 お兄ちゃん。 あたしね、お兄ちゃんと一緒にいれた時間は本当に一瞬だったけど、それでも全部憶えているよ。 だからお兄ちゃんも忘れないでね。 辺りが真っ白に包まれると、お兄ちゃんがあたしの手を離した。待って、お兄ちゃん。あたしもっと話したいことが―。 「だから起きて照道と幸せになってよ」 …起きる? あたしは今眠っているの? 「みーちゃん」 お兄ちゃん、最期にお願いだから言わせて。 「「愛しているからね」」