眉間にシワを寄せた俺を見てアイツは言う。
「照道、俺はいつも明日がある未来を想像して生きてるよ。
例え突然《死》が訪れたとしても、後悔がないように前だけを見て生きてる。それを現実逃避しているとも言えるけどね。
綺麗事かも知れないけど、俺は死ぬことに関しては何も怖くない」
「……実衣置いて行くなよ、アイツぴーぴー泣いてうるせぇから」
「あはは、照道なら大丈夫だよ」
「…あ?」
「だって、誰よりも実衣を愛してるんだから俺がいなくても平気だよ。
あ、勘違いしたら駄目だからね? 実衣を一番愛してるのは俺だから」
「…シスコンが」
「何とでも」
そうだ、この170ページは実衣の兄貴が考えた言葉だったんだ―…。

