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୨୧
はじめのうちは、少し怪訝そうにされながらも、まだ許されている感じの雰囲気はあった。
それでも、やはり一週間も経つ頃になると、教室にいる誰もが違和感を抱えているのは、目に見えてわかった。
だけど、そんなの当たり前である。
“学校の案内”なんてのは、長くもったとしても、ほんの2、3日しか使えない口実なわけで。
「久遠、きょうは俺らと一緒にメシ食おうぜ」
「あっ、ずるーい、あたしたちもー!」
どうやら先手を打たれてしまったみたい。
4時間目が終わった瞬間、席から立ち上がろうとしていた久遠くんを取り囲むようにしつつ、方々からどんどんクラスメートたちが集まってきてしまった。
「あ、でも、ぼく、きょうも木原さんと……」
「いやいや、さすがにもうそろそろ、全部回れたっしょ?」
「や、ええっと……」
背の高い男の子にちょうど阻まれていて、よく見えないけれど、久遠くんはかなりお困りの様子だ。
いつもわたしにしているみたいに、強い言葉を使って跳ね返せばいいのに、彼の中でそれはどうにもNGらしい。
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はじめのうちは、少し怪訝そうにされながらも、まだ許されている感じの雰囲気はあった。
それでも、やはり一週間も経つ頃になると、教室にいる誰もが違和感を抱えているのは、目に見えてわかった。
だけど、そんなの当たり前である。
“学校の案内”なんてのは、長くもったとしても、ほんの2、3日しか使えない口実なわけで。
「久遠、きょうは俺らと一緒にメシ食おうぜ」
「あっ、ずるーい、あたしたちもー!」
どうやら先手を打たれてしまったみたい。
4時間目が終わった瞬間、席から立ち上がろうとしていた久遠くんを取り囲むようにしつつ、方々からどんどんクラスメートたちが集まってきてしまった。
「あ、でも、ぼく、きょうも木原さんと……」
「いやいや、さすがにもうそろそろ、全部回れたっしょ?」
「や、ええっと……」
背の高い男の子にちょうど阻まれていて、よく見えないけれど、久遠くんはかなりお困りの様子だ。
いつもわたしにしているみたいに、強い言葉を使って跳ね返せばいいのに、彼の中でそれはどうにもNGらしい。



