ほとんど息継ぎを挟まなかったせいか、しゃべりながら、また軽いめまいがした。
自分で言うのも何だけど、言葉にしたこと全部、完全に的を得ているだけに、なんだかちょっとむなしい。
わたしはなんと悲しい星のもとに生まれてきてしまったのだろうかと、思いもよらない場面で再確認することとなってしまった。
「ねっ、だから、二人三脚がんばろうね。わたし、すっごく練習したから、遠慮しないで、朝香ちゃんのペースで走ってね!」
曇っていた横顔が、ぱっと急激に晴れたわけじゃない。
それでも、朝香ちゃんは、最後には笑って返事をしてくれたから、ひとまずはほっとした。
それにしても、今後、彩芭くんとの距離感について、真剣に考えていかなければならないなぁ。
彼の持つさまざまな秘密を知っているのは、きっと現状わたしだけだし、それに関しては、もちろん気がかりな部分もあるけど。
でも、それ以上にいま、わたしは朝香ちゃんの恋を応援しているのだ。
それとも、わたしがのろまで、不器用なせいで、いろんなことが必要以上にこじれてしまっているだけなのかな。
わたしがもっと上手に立ち回れる人間だったら、いま、朝香ちゃんに、こんな顔をさせないで済んでいるのかな。
考えれば考えるほどに、むずかしい。
本当に、頭がくらくらする。



