「あ…これ?」 私の視線に気付いた彼はピアスを触りながら 私を見つめた。 コクリと頷くと彼は優しい顔をして言う。 「貰ったんだ、プレゼント…」 あ、彼女…? 「彼女…?」 そう聞くと彼は首を横にふる。 「彼女じゃねぇけど、すげぇ大事なヤツ」 彼に大事にしてもらえる子って、 すごく幸せなんだろうな。 そう思った。 「世界で一番守りてぇヤツ」 そう言った横顔は綺麗でキラキラしてて すごく、かっこよくて。 「あ、でも……」 そう考え込む彼。 ?