彼は私の隣をゆっくり歩いてくれる。 私のペースに合わせて、ただゆっくりと。 校舎を出て、道に入ると当たり前のように車道側を歩く彼に胸が疼いた。 何で、こんなに良くしてくれるんだろう… 何で、私の気持ちに気づいたんだろう。 ただの友達の幼なじみ、ってだけなのに。 不思議な人だなぁ… そう思って隣の彼を盗み見ると、彼と目が合った。