何も話さないその人の空気が心地よくて つい、甘えてしまう。 ぎゅっとその人の裾をつかみ胸に頭を埋める。 彼はそんな私をただ強く抱き締めてくれた。 私が泣いてたから、抱きしめてくれたのかな。 「あの────」 緩んだ腕から上を見上げれば 息が止まるほど綺麗な男の子がいた。 あ、屋上の人。 あおの、友達。