きっと、君に恋をする。



互いに忙しくて、私の実家と彼がひとり暮らしをしている家も遠くて。


「れるに、大事な話があるんだ」


料理を一通り食べ終わったあとに、彼はやけに真剣な顔をする。

「…なぁに?」


テーブルを挟んで向かい合った彼の綺麗な顔を見つめる。

若かったあの頃よりも、少し短くなった黒髪と大人びた表情。


かっこいいな……

心臓の音がいつもより大きく感じる。


丸いテーブルの上に置いた私の手を彼の手が包んで、指を絡め合う。