「無理はしないようにな?」 彼は心配そうに眉を下げてきゅっと手を握る。 「学生はれるを頼って、れるは俺に頼る。一人で抱え込まないで俺に甘えろよ?」 当たり前のようにそう言って、私の心臓を掴んで離さない。 「私にも、甘えてね?」 あの頃よりも高くなった彼を見上げながらそう言うと少し頬を染めて愛しそうに笑った。 「好きだよ」 イルミネーションで飾られた街を歩きながら彼がそう言うから、赤くなった顔を見せないように俯いて歩く。