「…何か、言ってよ」

れるが拗ねたようにそう言うから、たまらなく愛しくなって彼女の肩に頭を埋める。



「ずっと、欲しかった」



そう呟くと「え?」と素っ頓狂な声を上げるから、体を離してくすりと笑う。


「れるからの、その言葉が…ずっと欲しかったんだよ、俺」


れるは真っ赤な顔をして俺を見つめる。



「俺も、好きだよ」



「出逢った日から、ずっと」