屋上の柵に腕を乗せて見上げた夜空には無数の光が溢れていてぼやける。 『私たち、もう離れ────』 聞きたくなかったんだよ。 お前と離れるなんて、もう今更無理かもしれない。 れるは蒼が好き。 わかってんだよ、そんなん。 わかってても、そばに居たいんだろ。 代わりでもなんでもいいから、そばに居るって決めたんだろ。 なのに、好きな人が幸せになるかもしんねぇのに。 それを願ってやれない、小さくて女々しすぎる自分が嫌になって、ぐっと柵を握りしめた。