〈雪side〉 ─── ───── あぁ、もう最悪だ。 俺はれるを置いて行き場もなく屋上に来た。 自分の気持ちれるに押し付けて、挙句の果てに勝手にキスして置いてくるとか… ほんと、有り得ねぇ…… 「好きなんだよ」 おそらく、1番近い場所で見る花火は視界いっぱいに広がって夜空が歪む。 何泣きそうになってんだろ… 情けない。