「…そっ、か」 それは、やっぱり… そう考えて首を横に振った。 もう、終わったことだ。 もう…私も、あおも。 前を向いて歩いている。 「でも、昨日から…かな。“私”をちゃんと見てくれるようになった気がして」 …桜。 「いつか…蒼くんから“好き”って聞きたいな」 ぽつりと桜が小さく出した声は、少し寂しそうで嬉しそうで、私は何も言わなかった。 ちょうど体育館へ着いて、暗い会場にライトアップされたステージが目立っていた。