「ねぇ、雪」 「…ん?」 廊下を見渡しながらゆっくりと歩く私たちと、すれ違う度に騒ぐ学生の人達。 先輩や話したことがない他のクラスの子、他校の子も私たちを知っているみたいだ。 「せつれる…?ってなに?」 「……あーーー、、」 雪は何か知っているのか言葉を濁した。 「俺らのこと…らしい」 わたし、たちのこと? 「俺もこの前聞いた話なんだけど…俺とれるに憧れてるやつがけっこういるらしくて」 「一部から“せつれるカップル”とかなんとか言われてるらしいって…」