きっと、君に恋をする。


2階にあるお化け屋敷に着いて、係の人が「お、話題のカップル〜」と冷やかしながら案内してくれる。


お化け屋敷は確か3年生のくらいだから先輩だ。

小さなライトをもらって真っ暗な教室へ入っていく。

このお化け屋敷はどこかにある血塗れの人形を探さなきゃ出られないらしい。


「暗い…」

真っ暗な視界の中、少しだけしか役に立たないライトを右手に持って左手で雪の腕を抱く。

手を繋ぐよりも距離が近くて密着していることも忘れるくらい、暗闇や驚くことが苦手だ。

「怖いの?」

「…怖くない、けど、驚くのは嫌い」


「怖いんじゃん」

私の強がりにけたけたと笑って「掴まってな」と優しい声で囁く。