雪はギターケースを持っていて、バンドマンみたいでかっこいい。


「今日はめいっぱい楽しもうね」


ワルツを踊っているみたいにうきうきわくわくして、楽しげな私の心。

「ん」

それを君は優しい眼差しで見つめていた。


私たちが学校についたのは昨日と同じくらいの時間帯で、昨日と同じようにみんな忙しそうだ。

時間が経つにつれてどんどん人が増えてきて、どこもかしこも賑わっている。

何からしよう。

どこに行こう。


きっと、雪となら全部楽しいだろう。