「れるは、雪が好き…?」 目を伏せたあおの表情は見えないけれど、優しい顔をしていることは何故だかわかった。 「大好き」 あおは私のその言葉を聞いて「そうか」と小さく呟いた。 「れるは、もう前を向いてるんだな」 「…うん」 「あいつ待ってるんだろ…?早く行ってやれよ」 あおが軽く私の背中を押す。 そのまま教室のドア付近まで歩いて足を止めた。