きっと、君に恋をする。



「あおが、好きだったんだよ…」


足元の赤いシューズ見て、スカートを握りしめる。

あおの小さな息遣いも、私の大きな心臓の音も今は全部が教室に響いている気がしてならない。



「……過去形、なんだな」



弱々しく聞こえた彼の声。



「俺も……俺も、好きだったよ」


その声に顔を上げて彼の丸っこい目と目があった時、息が止まった気がした。

「れるが、好き、だった…」


茶色い瞳を揺らして、長いまつげを濡らして、その赤く染まる頬には綺麗な雫があった。

「あ、お……」


泣かないと決めていたから、唇を噛んで必死に我慢する。