端正な顔立ちをした彼の顔を久々に見つめた気がする。
「れる」
君が私の名を呼ぶと、それさえも懐かしく感じて目を伏せる。
「あお」
私も彼の名を呼ぶと、私と同じように思ったのか少し寂しそうな嬉しそうな顔で微笑んだ。
「来てくれて、ありがとう」
緊張してうるさい心臓を隠して、そう言うとあおはふるふると小さく首を振る。
「大事な、話があるの」
はっきりと教室に響いた声。
「うん、何…?」
あおの優しい声に背中を押されて、口を動かす。
バクバクとうるさい心臓を沈ませようとスカートをぎゅっと掴んで握りしめる。
大丈夫。
大丈夫。


