きっと、君に恋をする。



そう言うととてつもなくうれしそうにはしゃぐから、遊ぶ約束をしただけこんなに笑顔を見せてくれる桜を見て私もうれしくなった。

またね、と手を振って友達の元へ駆けていく桜を見送って多目的2へ急ぐ。

あおたちのクラスも準備は一緒くらいに終わったっぽいし、まだそんなに時間は経っていないはず。

4階の端にある多目的2の教室を選んだのは隣が空き教室で誰も来ないだろうと思ったから。


教室の前について、小さく息を吐く。

ガラッとドアを開けると空いていた窓から風邪が入って薄いカーテンがふわりと揺れる。

机に腰掛けてこちらを振り向いた彼の茶色の髪の毛が空のオレンジに透けてキラキラしていた。