母さんの味とそんな言葉に泣きそうになったのは内緒だ。 「雪、明日から文化祭だろ?楽しんでこいよ」 父さんが俺にそう言って、少し微笑む。 「おう…」 俺と父さんは顔も性格もすごく似ているらしい。 父さんは俺の憧れで自慢で。 「ごちそうさま、美味かった」 そう言って食器を下げる。 「雪、私が食器洗うからもう休んでいいよ」 母さんがそう言うから、俺は素直に部屋に向かった。