「……雪、どうかした?」 遠慮がちに発された声に思わず聞き返す。 「え?」 「…何か、怒ってる……?」 眉を下げて俺を見上げるれる。 「いや、別にそんなことねぇけど…」 「…だっていつもより歩くの早いし、私の方見ないし、喋らないし」 それに…と泣きそうな顔で目を伏せたれる。 「…手、繋がないの?」 あ…… 完全に無意識だった。 全部。