俺の好きな声が聞こえて顔を上げる。 「…寝てた?ごめんね待たせて」 優しく微笑む彼女は綺麗すぎて、さっき撮った夕焼けによく似ていた。 「……いや、帰るか」 立ち上がって荷物を持つ。 「あ、うんっ」 教室を出る俺を駆け足で追いかけるれる。 俺、かっこわる… ポケットに手を入れて、ほとんど欠けてしまった夕日を見ながら帰る。