昼休み終了の5分前に片付けまで済ませて教室に戻る。 ピコンッ、と誰かのケータイがなって蒼が画面を見て驚いた顔をした。 「どうかしたか?」 「あ……いや、なんでもない」 …? 「ふーん」 複雑な表情で俺を見つめる蒼が、まるで俺とれるの2人を見ている時のような顔に見えた。 蒼も、れるが好きなんじゃないかって本当はずっと気付いてて。 もしかしたら、れるも気付いてて。 それでもれるが過去を“過去”として受け止めない限り、きっとあの2人が結ばれるのはないことなのかもしれない。