私の首がポツリと濡れて、雪の涙だと気付いた。 二人の泣き音が部屋に響く。 「話してくれて、ありがとう」 涙混じりの震えた声で雪はそう言った。 「何も、言えなくて…ごめんな」 フルフルと首を小さく降る。 体を離した雪は、床に座っているから私よりも顔が下にあって新鮮。 雪は私の顔を覗き込んで、垂れ下がっている私の髪を耳に掛ける。 「れる」