「ふぅ」 ダンホール切ったりするのもけっこう疲れるなぁ… 廊下でダンボールを切っていると歩いてきた男子生徒2人が私の横で立ち止まった。 「あ、れる」 「…雪」 と……あお… 一瞬あおと目が合って、反射的にそらしてしまう。 雪はそんな私の頭をくしゃっと撫でて「頑張ってるな」と優しく笑ってそのまま立ち去った。