「私も…1番に見てほしいのは、雪だよ」 本音だった。 「嬉しい」 雪がほんとに嬉しそうな顔してるから、私も自然と嬉しくなった。 「雪といると、嫌なこと全部…忘れちゃうんだ」 ふいに私が言った言葉に、雪は「俺もだよ」って私を優しく包み込む。 ふわっと抱きしめられた私の体は無意識に雪を抱き締め返していて、たった数日でこんなにも雪を求めている自分に驚いた。 人はあまり信用しない主義だったんだけどなぁ… 雪は、私をどんどん変えていってしまう。 私の知らない私も、見つけてくれる。