「……雪、顔真っ赤…」 「見るなバカ」 そう言って片手で顔を隠すように前を向く雪がとてつもなく可愛くて、きゅんとした。 「かわいい…」 ぽつりとこぼした私の言葉に雪は足を止めた。 「かっこいいって言ったり、かわいいって言ったり…なんなんだ」 くしゃっと私の髪を撫でて、それから優しく微笑んだ。 心臓の音が早くて大きくて、どうしよう… 「れるも顔真っ赤」 さっきまでとは違った涼しげな顔で言った雪はまた私の手を引いて歩き出した。